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2000年8月1日

 強行軍の結果、疲労困憊。
 それでも「狂気の方程式3 獣覚醒篇」のアクションを2回ずつ読む。判定、ほぼ終了。あとはこれをどうつなげていくか、どう文章にするか、ということになる。もちろん、その過程でいくつかの情報が付与され、次回以降の展開に関わっていくのだ。粗筋はすでにできている。しかしそれがアクションにより解体され、再構築されていくのは、なんということもできない愉悦に満ちている。
 多忙のためアクションを提出できない、とのメール数通。茗荷屋マスターならば、これこそマスタリングしがいのある状況、とおっしゃるだろう。「PCが出てこなくても面白く、しかも次回のリプライに気合いが入る展開を提示する。この点にもっとも留意します」と、「勇者110番」総集編で書いている。こうゆう先達マスターからのやる気パルスを受けてマスタリングできるというのは、実に幸福なことだ。
 でも疲れているから、実際の執筆はもう少しあとから。今は妄想力をフル稼働させるので精一杯。
 『プロの発想でつくる!ゲームキャラクター』読了。みなさん、そんなにドラえもんが好きですか。そんな内容。内容は実に優れている。ここに紹介されたゲームをプレイしたくなった。ぽんたか師からお貸しいただいたのだが、私もあとで購入しておこう。こうゆう便利なツールは自分で買って活用せねば。ただ、「狗狼伝承〜放課後の旅人たち〜」ではさらに5類型が追加されているので、増補版を出して欲しいぞ。
 「海賊王女の凱旋」全リアクション集が届く。で、総集編はまだですかな。


2000年8月2日

 重労働で筋肉が蒟蒻化する。汗でげっそり痩せる。実際、ジャージがゆるくてたまらない。もしかしたら、安物で間に合わせたのでゴムが伸びただけかもしれないが。
 とっとと帰宅。
 柴田昌弘「赤い牙」6、7巻を読む。作者もいっていたが、タランチュラってアイアン・ジャイアントだよな。読んで、そして観れば分かる。お前は巨大な機械だが人の心が宿ってる。
 マスタリング方針が固まったので、JoJoごっこをして気合いを入れる。
 「この俺は、いわゆるネットゲーマーのレッテルを貼られている。リアクションがつまらねえんで必要以上に事実を指摘し、いまだに病院から出てこられねえマスターもいる。(中略)だがこんな俺にも、吐き気のする『悪』は分かる。『悪』とはてめえ自身のためだけにリアクションを利用するやつのことだ!! ましてや初心者を! きさまがやったのはそれだ、あ〜ん? おめーのマスタリングはプレイヤー自身にもわからねえ。だからおめーのアクションは……俺が裁く!」
 「それは違うな。『悪』とはつまらないこと、『正義』とはおもしろいこと。人気のことだ、つじつまは問題じゃない。つまらないリアクションが『悪』なのだ」
 「なに、つまらないリアクションが『悪』!? それじゃあ! やっぱりィィィィ! おめーのことじゃねーかァーッ! オラオラオラ、裁くのは、俺の、マスタリングだあぁぁァァァ!」
 今、私には甲斐甲賀が憑依している(気のせいだが)。甲斐甲賀だから何をやってもいいのだ(そんなバカな)。アクションを曲解しないなどというのは覚悟が足りない証拠であり(これは本当)、おもしろいレポートを作成するためなら悦んでプレイヤーとともに地獄に堕ちよう(本気)。ということで、「カムイ外伝」オープニングを聴いてさらに気合いを入れる。


2000年8月3日

 季節労働事務員なので、暇だ。ただでさえ作業が速いのに、仕事が少なく、かつ仕事をすることが他の職員の負担を増やすことになるため、動くに動けない。なんてこった。
 仕方がないのでとっとと帰宅。
 内藤泰弘「トライガン」#1、#2を読む。
 すげえ。すごく、つまらねえ。
 これをおもしろいと思う人が多いというのは知っているし、その人たちを否定するつもりはないのだが、私にはまるでおもしろいと感じられない。新鮮さがまったく感じられない。といって古くさいというのではない。これは今風の作品なのだが、二番煎じ三番煎じ、手垢の付いた内容であるように感じてしまうのだ。
 もしかして発表当時に読んでいたら、また違った印象を受けたかもしれない。しかし今となっては主人公の平和主義は「るろうに剣心」の使い古しに思える。世界観もキャラクターも、どこかで見た気がするものばかりだ。洗練されて、それはそれでいいのだが荒ぶる魂を失ってしまった平野耕太。そんな印象だ。
 ついでに、「ラブ&ピース」なんてフレーズが大嫌い、というのも挙げておいた方がいいかもしれない。ラブもピースも時代の刻印がべったりとついている概念であるのに、あたかも普遍の真理であるかのような口調でいうところが癇に障る。だったら主人公をものすごく弱くて不殺なんてやっていたら即死亡というキャラクターに設定して、それで不殺を貫いてみればいいのだ。
 「狂気の方程式3 獣覚醒篇」レポート用のメモを作成。週末、いっきに書くぞ。もしこの週末だけで本当に書き上げられたら、勝手に音速の貴公子2を名乗ろう。……2だと恰好悪いな。音速男爵、だと散歩男爵みたいだし。


2000年8月4日

 一日、上司のサポートをして過ごす。
 山本弘『トンデモ大予言の後始末』読了。203〜218ページ、「MMR The Last Research」の〔解答編〕が素晴らしい。そうか、どうも不自然なところが多すぎるMMRには、こんな秘密が隠されていたのか。納得。すべての謎は解けた。
 ところでロリコンもホモも犯罪ではないが、風呂を覗くのは犯罪なのでやめた方がいい。というか、やめろ。
 長谷川裕一『もっとすごい科学で守ります!』を読む。
 震えるぞハート、刻むぞ心のビート。これで涙しない者は旧世代の特撮ヒーローを愛する者ではないと断言する。これは、愛だ。読め。ぜひとも読め。そして泣け。
 「狂気の方程式3 獣覚醒篇」レポートを作成しながら、岸辺露伴の理論──リアルな体験がリアルな作品を生む──について考える。
 逃げだ、と結論する。
 もちろん、手札は多い方がいいに決まっている。しかし手札を増やすことばかりに努力を注ぎ込むことは、手札を活用する機会を失うことにつながる。つまるところ人間に許された時間は有限で、有限な手札で勝負するしかないのだ。
 老人の苦悩を表現するためにはリアルな体験、老人になって苦悩することが必要なのだとすれば、そんなものは老人になるまで描けないことになる。それはそれで真摯な態度に見えるかも知れないが、結果として作品を生み出せないのならば真摯な態度に酔いしれるナルシストだけが残される。ついでにいうと、老人になってから、青春の美しさは若者にしか描けない、などといいだせば、もはや卑怯者ここに極まれりというものだ。
 などといいつつ、リアルな描写のためにリアルな体験を求めるバカがここにひとり。いかんなあ。スパスパ。愚かだなあ。ゲホゲホ。
 ともかく私は「大いなる助走」に人生を費やすよりも、「質は量の中にあり」としよう。だいたい、その方が愉しい。


2000年8月5日

 暫定版レポート完成。原稿用紙14枚相当。
 これはあとで資料として公表する予定だが、このまま発表するなんてみっともないことはしない。それでは一番ダメだったころの金城首里マスターと同じではないか。これをもとに、どうやって完成版が出来たかという資料として、他の設定資料その他とともに提示するのだ。「狂気の方程式3 獣覚醒篇」は後の資料という意味もあるのだから。もちろん、そのためにはゲームとして成功させなければならないことはいうまでもない。
 まずアクションを読み、もう一度読み返し、さらに読みながらアクションにメモを書き付ける。この時点で判定は終了しており、また三度読んだことで全体の流れもおおまかながらできている。
 それから暫定版レポートを作成することで、記憶だけでは明らかになりにくい部分を明示することで、自分でも気がつかなかった関連性を見出すのだ。紙面が有限であり、レポート作成時間も有限。さらに小説形態を採ることで、情報は小説っぽくまとめなければならない。もっと楽に作成する予定だったんだが、この形式はこれで作成していておもしろい。
 もちろん、小説形式レポートは小説そのものではなく、書くことで小説を書く能力の一部は失われる。私はこれまで小説を書いていないが、自分の執筆能力が不細工に発達していく感触がある。マラソンランナーになりたいのに、ウェイトリフティングや短距離ダッシュばかり練習しているようなものだ。そりゃまあ、身体は鍛えられているんだが。
 天沼俊「すもも」を読む。今から15年ほどまえ、週刊少年ジャンプで十週打ち切りになったくうだらないギャグマンガだ。近未来、不良品のアンドロイド「はたらき小僧」が少女すももに小学生並のエッチないたずらをする、という、そりゃもう打ち切りやむなしという作品なのだが、ラスト2週間が素晴らしい。
 はたらき小僧が不良品でありニューメン社のイメージを損なうと判断した回収班は、すももの留守中にはたらき小僧を回収、廃棄する。ばらばらにされた小僧に涙するすもも。そこに開発者レモ・キャッシュが現れる。
 不良品であるかに見えたはたらき小僧だが、彼はニューメン宣言に基づいて作成されていた。「人は彼のなかに自分の姿をみいだすであろう」。解体された彼に、自分の涙を見出したすもも。修理に半年かかるといわれ、愛するものを半年待つことができる自分に気付いたすもも。これだけで、私は総毛立つのを抑えることができなかった。
 そして最終回。
 はたらき小僧は修理されるが、記憶がすべて失われていた。レモはすももにメッセージを送る。

 You know what to do.

 「これから思い出、いっぱいつくるから」
 すももは嬉しそうにつぶやく。
 私はこのセリフを、その後何度も何度も思い出すことになる。「キャッツ・アイ」最終回、「星空までは何マイル?」フェイドラ三人娘のエピソード。そして今は、「クレギオン9」だ。
 これまでのシリーズにより、クレギオン9の結末は確定しているといっていい。しかし、ゲームはゲーム、ひっくり返る可能性はある。だから未来のことは不確定であるという態度で望み、全力を尽くすのが礼であると思うのだが……どうも勝ち組の少なからぬプレイヤーは、そのように考えていないようなのだ。
 個々のプレイヤーから確認したわけではないのだが、どうもそんな印象を受ける。で、私のようなブレーキの壊れたゲームバカでなければ、その印象だけで参加を見合わせるだろう。すでに参加申し込みが打ち切られているゲームで、続編も小説版などしか出ないそうだから、こんなことを書いても問題はないだろう。
 過去のリアクションやテーブルトーク版ソースブックなどを引っぱり出してきて、それを参考にアクションを作成する。そのような努力は賞賛するべきだろうが、すべてのプレイヤーに強制するわけにはいかない。努力できないものは来るな、と拒絶するのは、容易なことだ。資料は渡すといわれても、それは努力の強制でしかない。
 ちなみに近ごろの私は怠惰度が強まってへぼまっているので、過去のリアクションなど読みたくない。それより詳しい人から話を聞いた方が早いしおもしろい。だいたいソースブック1にはちゃんと「意図的に情報を省略し、あるいは矛盾した記述をしています」(3ページ)、「最後にもう一度強調しておきます。こうしたソース・ブックで公表された事実にこだわる必要はまったくありません。ソース・ブックに書かれた内容をプロパガンダの産物と考え、まったく別のクレギオン世界を作り上げることは一向にかまわないことなのです」(120ページ)と書かれている。もちろん変更には一定の限界があるだろうが、「クレギオン9」をプレイするに当たってこの部分を読み、クレギオン素人である自分にも食い下がる余地ありと判断した。
 過去の積み上げを絶対と思う人がいると、どうもしらける。だったらわざわざ高い金を払ってゲームをしないで、友達と昔話をしていればいいのに。冒頭と末尾に記されているということがどれだけ重要であるか、身軽な私には容易に理解できるんだがなあ。
 ……などと書くと、お前の読み方はまるでなっちゃない、それはまるで別の意図で書かれたものであって云々、という反論が来たりして。


2000年8月6日

 黙祷。
 佐藤史生「ワン・ゼロ」を読む。小学館文庫から全3巻だ。情報を提供してくださった山路良平さんに感謝。
 読むにあたって時念度を6にしたので、妄想が暴走。ヒロインが摩由璃で、解説に「神狩り」の文字が……うぬぬ。もしやエルスウェアのスタッフに私の過去を知る者がいて、いやがらせのためにこの本をアイテムにしたのでは……という誇大妄想が脳裏を駆け巡る。問題は私にいやがらせをするメリットがないということだ。
 かつて「ウォーロック」という雑誌があった。私はチンピラ投稿者で、いろいろと暴走して多くの方々に迷惑をかけた。若さゆえの過ちってのは認めたくないけれど、なんとかして償っていきたい。で、摩由璃というのはライターのペンネームだったのだ。
 しかし神月摩由璃って、どうなったんだろうなあ。野田元帥が後押ししていたのに、二冊ばかり本を出しただけでその後のことはとんと分からない。ファンクラブまで出来たってのに。というか、いろいろあって始動前に抜けたけど、ファンクラブに連絡を取っていた。詳しく書くと周囲に被害が行くのだが、まあいろいろあったのだ。なんか今日の日記は「いろいろ」が多いな。
 で、私が抜けたのは安田均とケンカしたからなんだが、あのころは戦い方が稚拙だった。ああ、情けない。今ならもっと巧く戦い抜くというのに。ああ、恥ずかしい。若気の至り防衛隊に出動していただきたかった。
 さて「ワン・ゼロ」だが、どこかで読んだような印象がある。しかしそれは「ワン・ゼロ」以降に書かれた作品、「ワン・ゼロ」の影響下にある作品なのかもしれない。おもしろいことに間違いはなく、続編が存在するそうなのでそちらも読みたいのだが、衝撃という点ではいま一歩であった。
 「孔子暗黒伝」と「ぼくの地球を守って」を足して割った感じ、というのが近いだろうか。内容も、絵柄も。神であった前世に覚醒して、宇宙管理者である神仏と戦うのだが、一方で出席日数が足りないことを悩んだり麻薬酒を飲んだり試験勉強したりするのだ。
 魂がスパークしないので、だらだらとマンガを読む。
 渡辺多恵子「はじめちゃんが一番!」。はじめちゃんがかわいい。あと、ピックアップされると個性があるのにふだんは十把一絡げな五つ子がかわいい。これはいい。読んでいるとのりたま3振りでご飯を食べたくなる。味噌焼きおにぎりがどれほどの贅沢品か分かる。
 開店サービス中の店があるというので、母と妹を連れて食事に行く。混んでいたので別の店に行き、そこも混んでいたので馴染みの店に移動。結局、食事に2時間もかかってしまった。
 食べ終わる頃、突如として私に茗荷屋甚六が憑依する(気のせいだ)。天国の茗荷屋先生がすごいアイデアを授けてくださった(勝手に殺すな)。ということで、魂スパーク。ククク。これだよ、私はこれを待っていたんだ。
 原稿用紙32枚。


2000年8月7日

 業務分担の問題から社内失業中。
 仕方がないので右や左の旦那様から仕事を恵んでもらう。とほほ。
 すごいアイデアを思いつき、心の中で高笑い。メモ帳がなかったので、慌ててノートを買って記入しておく。こいつはすごいぜ。
 帰宅して、またも「はじめちゃんが一番!」を読む。うわ。よく読んだら後半、いま書いてる場面にそっくりじゃん。どうそっくりなのか、私以外の人には読み比べても分からないかもしれないが、主観的にはそっくり。
 シンクロニシティだ。もちろんオカルティックな意味の方ではなく、私なりに歪めた意味なのだが。つまり、自分に興味があることは、その出現があたかも偶然以上のものであるかのように感じる、ということだ。
 クレギオン9のアクション作成。拷問を受けることは確定なので、できることならナッガマンティに指締めをしていただきたい。マゾヒストなら奇形オーガのナッガマンティから拷問されるのは夢であるはずだ。……などといっても、「ソーサリー!」をやりこんでいない人には何が何やらさっぱりなんだろうなあ。


2000年8月8日

 出張でショッカーのアジトに行く。いや、マジで。
 正確には、ショッカーのアジトのロケ地。そこでいろいろと悪事の打ち合わせ。
 とっとと切り上げて、呑みに行く。冷えたビールをぐいぐい呑む。上司たちと日本の将来について語ってみる。今の教育行政のどこがダメか、延々論じる。要するに建前と本音の使い分けが下手、というのが私の意見なのだが、果たしてこの意味が分かる教育関係者がどれほどいるものやら。
 レポートを書こうと思っていたのだが、甘い酒を呑みすぎて気がつけばふらふらだ。全然書けなかった。


2000年8月9日

 黙祷。
 いろいろあって、原稿用紙40枚。
 コミケ前後のことについて、ミハイルくんと打ち合わせ。会えるか会えないか、ぎりぎりだなあ。もちろん、それまでにレポートは完成させるのだが。
 「で、海賊王女の総集編だけど」
 「いいわけがましいね」
 「でもホビデも、今度は海賊ものやるって」
 「……マジ? 俺、みやかわさんに海賊王女がどうして失敗なのかって聞かれて、誰も海賊なんかやりたがってねえからだって答えたんだけど」
 「始まったばっかのときにそんなこというな。でも、海賊流行ってるじゃん。ワンピースとか」
 「あれは海賊である必要なし」
 「カリ城的にいうと、気持ちのいい連中ってだけだからなあ」
 「そういやウダヒマにも快族ってのが出てきたな。……だからフルアヘッド・ココなのか?」
 「でよ。武藤レイゲームって、どんなの?」
 「エルリックのデーモンウェポン持ってる不死身の戦士が戦うの」
 「死なないの? 俺、マスターやりてえ。死なないならいくらでもいたぶれるじゃん」
 「止めないからやるがよい。あとはマッドサイエンティストとか医者とかサポート民間人とか。俺は料理人やりたいなあ。支那におけるもっともアナーキーな職業だぜ。さすが武藤レイ、分かってるなあ」
 「アンタ、ゲームやりすぎだ。何が賢い奥さんだ。安いからって通販でばんばか買いまくるんじゃねえ」
 ショートカットだらけの会話をする。
 「一目惚れという現象が理解できんのだが」
 「そりゃま、アンタにゃ分からんだろ」
 「だって気に入った娘さんがいたら、まず観察するだろ」
 「待て。待てよ待てよ。どうして観察する」
 「観察しなかったら、どのあたりが愉快か分からない。観察して、実験して、それで気に入るかどうか決まるんじゃないのか」
 「アンタの恋愛観、歪みすぎ」
 「そうなのか」
 「そうなのだ」
 「でも歩野零二郎だって、デイジーちゃんの観察とデイジーちゃんの研究を続けていたぞ」
 「もとからおかしいものを参考にするな」
 「知ることと好きになることが一致しているわけじゃないのか」
 「してねえっての」
 どうでもいい問答をする。
 メール。グレーさんから、会えないかという問い合わせ。もちろん、会うのである。


2000年8月10日

 もはや手伝う仕事も尽きる。
 仕方がないので昔の書類を読んで過ごす。それも尽きて野球部の資料なんぞまで引っぱり出す。ヤック・デカルチャ。
 とっとと帰宅。
 突如、「デビルマン・レディー」を読み始める。文庫版4巻後半から俄然おもしろくなる。なぜって不動明が登場するから。で、ヒロインは不動ジュンか。「真夜中の戦士」の主人公は火鳥ジュンだったよな。で、グレートマジンガーには炎ジュンが登場。永井豪的英雄名なのかもしれない。
 気になって「真夜中の戦士」を読む。おもしろい。特に第一話。これだよ。これが読みたかったんだ。こうゆう本物を読むと、紛い物に腹が立って仕方がなくなる。だから未だに「WAKU! WAKU! たまご大戦」が許せない。荘周先生に土下座して謝れ。P.K.ディックに土下座して謝れ。あらゐさんにも謝れ。
 レポート、原稿用紙50枚に到達。


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