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A)21世紀のエンガチョロジー
事例報告の後、細菌のエンガチョはバリアの用語が使用される傾向があるという指摘がなされる。また受講生から、エンガチョには邪視除けと空間分断の二系統を考えるべきではないかという作業仮説が提案される。
次回以降は、各人3例以上ずつ事例蒐集を行いつつ、作業仮説の作成を行う。また時系列・地理的分類を行うことが宿題となったが、これは再来月までの課題となった。巧くできたら学園祭で発表の予定。作業仮説作成のヒントは自然言語の不完全性。
参考図書は『全国アホ・バカ分布考 はるかなる言語の旅路』(松本修/新潮文庫/\781)。タイトルであなどってしまうが、呆れるほどおもしろい本。
B)クシュカ帝国研究
遊牧民の一体性を保つために秘められた神話が大きく貢献したという説の紹介ののち、クシュカ帝国の神話について述べ、三千世界に渡る戦いを記した叙事詩『ナーユ大戦』の説明がなされる。
次回は双子と白鳥の神話についての調査が宿題。白鳥の産む卵の数から、古来より白鳥と双子は結びつけられている。
C)架空言語学入門
宿題であった架空言語の翻訳を発表し、現代言語学が示した言語と音韻の恣意性が、架空言語では再評価されるということが解説される。音の組み合わせによるイメージと、意味とが結合することが重要、ということ。
ラピュタ語解読に引き寄せてラ行問題──日本語ではrとlの区別がつかないため、西洋風の言葉にしようとするとラ行音が通常の二倍になってしまうという問題が語られる。
次回の宿題は、前回の宿題に出された南洋風ピジンを北方風に書き換え、またその逆を行うことと、ラピュタ語をさらに研究すること。
※なお、本リアクションは電子化されておりますので、石井文弘(is6f-isi@asahi-net.or.jp)に連絡いただければお送りいたします。
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